自費診療

当院では、各種感染症の抗体検査およびワクチン接種を行っています。

自費検査:抗体検査

検査項目検査料金(税込み)
風疹(三日はしか)風疹ウイルスIgG(EIA法)3,500円
風疹ウイルス(HI法)2,500円
麻疹(はしか)麻疹ウイルスIgG(EIA法)3,500円
麻疹ウイルス(PA法)2,500円
麻疹ウイルス(NT法) 2,500円
水痘(水ぼうそう)水痘・帯状ヘルペスIgG(EIA法)3,500円
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)ムンプスウイルスIgG(EIA法)3,500円
B型肝炎HBs抗体-CLIA2,500円

自費検査:血液型検査

検査項目検査料金(税込み)
血液型ABO式、Rh式3,800円

自費検査:アレルギー検査

検査項目検査料金(税込み)
蜂アレルギー検査IgE抗体測定(ミツバチ、スズメバチ、アシナガバチ)10,000円

当院で接種可能なワクチン

ワクチン名接種金額(税込み)
MR(麻疹・風疹)ワクチン10,000円(助成あり・詳細はお問合せ下さい)
水痘・帯状疱疹生ワクチン
詳細はこちらをご覧下さい
8,000円
帯状疱疹不活化ワクチン
詳細はこちらをご覧下さい
22,000円
おたふくかぜワクチン7,000円
日本脳炎ワクチン7,000円
RSウイルスワクチン
(アレックスビー:60歳以上)
26,000円
肺炎球菌ワクチン
(ニューモバックス:23価)
詳細はこちらをご覧下さい
8,000円(助成あり・詳細はお問合せ下さい)
肺炎球菌ワクチン
(プレベナー20:20価)
詳細はこちらをご覧下さい
11,000円
A型肝炎ワクチン8,000円
B型肝炎ワクチン5,000円
破傷風ワクチン4,000円
DT(二種混合ワクチン)(ジフテリア、破傷風)6,800円
DPT(三種混合ワクチン)(百日咳、ジフテリア、破傷風)8,500円
インフルエンザワクチン 例年9月に詳細をお知らせ致します。(助成あり・詳細はお問合せ下さい)

ワクチン接種証明書が必要な場合は、証明書料金が別途1,100円(税込)かかります。

2021年12月19日現在

新型コロナワクチン接種後の抗体量の測定を行っています。

  • ワクチン接種後のコロナ感染、いわゆるブレークスルー感染が話題になる中、3回目のブースター接種が予定されています。
  • 現在の新型コロナウイルスに対する抗体はどれくらいあるのか調べられます。
  • 当院では、検査会社に外注検査として新型コロナ抗体IgG定量検査を行っています。
  • 検査は、血液検査で行います。

この検査は、PCR検査、抗原検査ではありませんので、現在新型コロナウィルスに感染しているかどうかを調べるものではありません。

新型コロナ抗体について

ワクチン接種によって得られる抗体の量(抗体価)は人によって差があり、ワクチン接種を受けたすべての方が感染予防に必要とされる抗体の量(抗体価)を獲得できるわけではありません。新型コロナウイルスのスパイクタンパク質に対する中和抗体の量を調べることで、新型コロナウイルスへの免疫を獲得できたのかを知ることができます。

また、接種からの経過とともに、この抗体量は低下してくることが報告されており、新型コロナウイルスワクチン2回接種後に新型コロナに感染してしまうブレークスルー感染も、この中和抗体の量(抗体価)が関係していると言われています。

抗体検査ができる方

  • 2週間以内に咳や発熱等のCOVID19疑似症状がない
  • ワクチン接種を完了して2週間経過後の効果判定目的(接種済みの確認)

抗体検査をおすすめする方

  • 新型コロナウイルスに対する中和抗体の量を調べたい方
  • ワクチン接種後、しっかりと免疫(抗体)がついたか調べたい方
    ワクチン接種をされた方は、2回目接種の2週間以降での検査をおすすめ致します。
  • ワクチン接種から時間が経過し、抗体量が低下していないか心配な方

検査方法

ヒト血清および血漿中のSARS-CoV2のスパイクタンパク質に対するIgG抗体を定量的に測定します。血液検査が必要です。

【試薬名】ARCHITECT SARS-CoV-2 IgG Ⅱ Quant

ARCHITECT SARS-CoV-2 IgG Ⅱ Quant(Abbott社)は、欧州での使用を可能とするCEマーク、米国ではFDAの緊急使用許可(FDA-EUA)を得ており、感度99.35%、特異度99.6%と報告されています。

したがって、数あるスパイクタンパク抗体検査の中でも、過去感染やワクチン接種後の抗体価を確認する上で、特に信頼できる検査であると考えられます。

外注検査のため、結果は2~5日後です。

検査費用について(自費)

1回の検査につき7,700円(税込)となります。

結果の解釈について

実際にヒトでの中和抗体量と臨床結果(感染や重症化の予防)との関係性を明確に表したデータはありません。しかし、時間経過とともに低下していくことはわかっています。また、2回ワクチンを接種しても抗体価が上昇しない人がいることも分かっています。

欧米の研究では、ファイザー社のワクチン接種後の抗体価は、1回目の接種後の中央値2,217 AU/mL,2回目の接種後の中央値6,396 AU/mL であったと報告されています。

また、長崎大学より発表された日本人を対象とした研究では、ファイザー社のワクチン接種後の抗体価について、1回接種後14日の中央値は約1,000AU/mL、2回接種後7日の中央値は約22,000AU/mLと報告されています。

スパイクタンパク抗体(中和抗体)がどれくらいあれば大丈夫なのか?

細胞培養実験でのデータですので、

ウイルス量を50%まで減少させることを確認する培養細胞での試験(プラーク減少中和試験(PRNT))で、1:250希釈のPRNT ID50(代表的な高力価の指標)を使用した確率プロファイルの例では95%信頼区間で 4,160 AU/mL と報告されています。4,160 AU/mL以上あれば高力価と判断できますが、それ未満でも中和活性は有していると考えられます。

また、FDAが緊急使用許可(FDA-EUA)を出したCOVID-19の回復期患者血漿製剤(convalescent plasma)では、製剤の精製基準が 840 AU/mL以上 と定められております。

ご自身の中和抗体がいつまで保持されているのか気になる方は定期的な検査をお勧めします。

注意事項

この検査は、PCR検査、抗原検査ではありませんので、現在新型コロナウィルスに感染しているかどうかを調べるものではありません。

中和抗体が高ければ新型コロナウイルスに感染しないことを保証するものではありません。

当院での抗体価は、他検査機関での検査データと比較できない可能性があります。同じ検査試薬・方法・検査機関のデータであることを確認してから比較してください。

抗体を介した「液性免疫」とは別に、抗体を介さずに免疫細胞自体がウイルスを攻撃する「細胞性免疫」という免疫機能があります。したがって、「液性免疫」にのみ関与する抗体の量だけでは感染予防効果のすべてを知ることはできません。

本検査で陰性となっても、新型コロナウイルス感染を完全に否定するものではないため、本検査の結果による診断書・証明書等の発行はできません。

他の抗体検査と同様、完璧な抗体検査というものは存在しないため、実施した検査の感度、特異性、陽性的中率などの結果に関しては、当院で一切の保障はできません。(ヒトの体内でどれだけの抗体価があれば新型コロナウイルス感染症の発症や重症化予防に十分であるか未だ明らかになっていないため「いくつ以上抗体価があれば安心なのか?」などのご質問にはお答えできません。)

本検査の結果に関わらず、引き続き感染予防対策を行う必要があります。

津市にて内科・消化器内科・循環器内科・呼吸器内科を診療する「あらき内科クリニック」をご案内します。

モバイルサイト

http://www.arakinaika-clinic.com/

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